切り身のネタケース

ガンシカされたってありがとうと言うよ

イシュウアリケイカイセヨ

今回の記事はKazさん(@12_vagabond)のこのツイートから始まった。

 

美女ゲット記事しか書かない人だって絶対にスト低を即った事はあるはずだ。

僕も今まで美女の記事しか書いてないがスト低を即ったことは当然あるし、なんなら引き出しが多い。親愛なるポンコツKazさん(@12_vagabond)の援護射撃の為に一肌脱ぐ事になった。

 

ここで投票をする事にwww

 

 

 

圧倒的多数で①39歳(異臭あり)に即られて即放流された話に決まりました。

 

この女性とは、とある出会い系アプリで知り合いました。

 

気になる見た目は、、、

はっきりとわかる写真はなかったが、蓮舫のような髪型でさっぱり?な感じだったので、名前は蓮舫子にしましょうか。

業者か?と疑う食いつきだったのを覚えているが、歳も歳なので業者ではないと判断してメールラリーを継続する事に相成りました。

 

僕が少し放置すると、1日10件くらいのメッセージを送ってくるような振り切れてる方でして、僕が反応してないのに勝手に話を進めていくんですよ。

 

一言で言うとヤバい奴ですね。

 

その中でもぶっ飛んでるのが

「うぃーどさんと日帰り温泉に行きたいな」

「一緒に温泉で温まりたいな」

「デートするときはチャイナドレスで行こうかな」

など、僕じゃなければ即ブロックになるであろうエグいメッセージを頻繁に送ってきたのだ。

普通だったら会わないですよね。

僕も会うつもりはありませんでした。

だが、人間とは不思議なもので、怖いもの見たさに似た感情が芽生えてきてしまったのだ...

興味はあるが、長居はしたくないので、時間限定のドライブアポを提案したところ...

 

 

 

 

 

即可決

 

 

 

 

 

でしょうねwwwwww

待ち合わせ場所はキラキラ区の某ヒルズに20時。

のはずが、仕事が長引いて30分ほど待たせてしまった。

健気な蓮舫子はお腹が空いた僕のために、何かを買ってくれるらしい。

到着して電話しようとすると、こちらに気づいた蓮舫子が助手席のガラスをノックしてきた。その手には、某コーヒーショップの紙袋があった。

 

僕の車に乗り込んですぐに先制パンチが飛んできた。

 

何も言わずにいきなりサンドウィッチを食べ始めたのである

 

それを見て顔を引き攣らせた...(やっぱり会うべきではなかったか...)

 

 

盛り上がるはずもない会話、行き先も決まらずに国道1号線を南下していた最中に、蓮舫子は第二波の攻撃を繰り出して来た。

「LINEで変な事言っちゃってごめんね。」

『え?何か言ったっけ?』

「うん。一緒にお風呂に入りたいとか言ったじゃない?」

『あぁ、あれ本気だったの?』

「うん恥ずかしいけど、一緒に入りたいな」

 

 

 

 

震撼した.....

 

 

 

据え膳食わぬは男の恥と教えられて育った僕は、意を決して蓮舫子を誘う事にした。

『これから、、、、、、一緒に入るか?』

「、、、、、、、、うん(照)」

『行こか』

ハンドルを握る手が震えながらホテルへと向かった

(こんなBBA相手に勃つのかな.......................)

 

ホテルの部屋に入ってからもサンドウィッチを食べる蓮舫子............

それを尻目にお風呂を用意する僕

間もなくお風呂が仕上がった。

『できたみたいだけど一緒に入る?』

「うん」

(よし!!!気合い入れるか!!!)

恥ずかしがることもなく脱ぎ出す蓮舫

それにつられて脱ぐ僕

先に湯船に浸かって蓮舫子を待つ事にした

 

僕が後ろから抱きしめる形で湯船に浸かっている時、異変に気づいたのだ.....

 

 

(ん??????????何か臭うな...........)

なんだこの匂いは?

頭皮から臭ってきている事に気づいたが、とにかく臭い。

例えるならザリガニ臭だ

 

人間の頭皮から甲殻類の臭いがすることがあるのか?

絶対にありえない。

しかし、絶対にありえない臭いが目の前からするのだ。

 

 

さて、ここで僕の下半身に目線をずらしてみましょう。

安定のノーリアクション

正直、安心した。

僕とのお風呂を満足した蓮舫子は、即ベッドイン

遅れて僕もベッドイン

さて、ここで僕の下半身に目線をずらしてみましょう。

安定のノーリアクション

風邪を引いたって朝勃ちする元気な息子もこの時ばかりは無反応をキメている。

 

我慢できない蓮舫子は子うぃーどにむしゃぶりつくがピクリともしない...

 

頑張る蓮舫

子うぃーど頑張れ!!!!!!!

頑張る蓮舫子!!!!!!!!

子うぃーど頑張れ!!!!!!!

どうにか反応!!!!(悲しい)

堪らず蓮舫子が挿入する。

騎乗位で頭を下げると迫ってくるあの臭い......

 

ザリガニ臭だ

 

事が済み、萎えと戦っていた僕とは対照的に、満足した蓮舫子はベッドに突っ伏した。

 

1分でも早くこの場を去りたい気持ちでいたが、言い出せないので携帯を触りだした。

それに気づいた蓮舫子も携帯を触る。

「あ、電車があるうちに帰らないとね」

 

現在時刻21:30

 

こんなに早く終電がくるはずがないが、願ってもないチャンスなのは間違いない。

「そうだね。最寄り駅まで送っていくよ。」

こうして駅まで送っていき、今日はありがとうねと言いながら蓮舫子は車を降りていき、こちらを振り返る事はなかった。

 

この時の僕は、次の日から続くLINE波状攻撃を知る由もなかったのである...

10数年前

遡ること10数年...

 

彼女こそ居たものの毎週毎週サーフィンに明け暮れて、今とは比べ物にならないくらい出会いも女も足りていなかった当時の自分。

 

30歳を過ぎたら結婚をして子供を作って1ヶ月2万円倶楽部に入部するんだろうなと、ぼんやり考えてはいたが結婚する予定や、そこまで本気な彼女がいるわけでもなかった。

 

そんな時に、友人の結婚式で一目惚れをした。

小柄で栗色の巻き髪を揺らしながら歩く彼女は当時デビューしたてだった西野カナに似ていたような記憶がある。

 

今なら、さっと話しかけれるが当時の僕にそんな行動力があるはずもなく、ただただ遠目で彼女を眺めることしかできなかった。

 

式から数日経ったとき新郎だった友人から連絡があり、「気になる子がいたならコンパをするぞ」と助け舟が出されたのだ。

それに二つ返事でお願いすることとなり、一目惚れした子と再開できることが嬉しくて舞い上がっていた。

 

コンパは盛り上がり、彼女の手を握りながら駅まで送ったのだが正直今となっては何を喋ったのかまでは覚えてないが、次の約束を取り付けたことは覚えている。

 

当時の僕が一目惚れした子にできることと言ったら当たり障りないトークだけ。

相手からしてみたら所謂”お友達”なわけで...

 

まぁ、相手の女性は惚れているって気付いていただろうな。

 

そんな彼女と付き合いたい気持ちを奥の方にしまって、当たり障りないトークを繰り返しながら何回も飲みに行ったり、ドライブをしたり、、、

出会ってから半年は経っていたと思う。

 

仲良くなってそろそろだと自分の中で勝手に告白することを決めた。

 

そんなドライブの帰り道、彼女が車を降りる前に僕は告白をした。

好きだから付き合って欲しいという言葉を添えて。

 

ばつが悪そうな顔で彼女は「急だから... 考えさせて」とだけ言って車を降りた。

その光景を忘れることはないだろう。

 

 

 

 

感がいい読者はもう結果が見えてるだろう

 

 

 

 

 

 

そう。

 

その後、メールでサラっと振られたのだ。

 

 

 

当時はなぜ振られたのか理解できなかったが、今となっては理解できる。

そんな失敗も深みになっているので結果オーライだと今は思っているが、かなり凹んで引きずったのを覚えている。

 

10年前の自分が今の自分を想像できただろうか。

無理だ。

まさかナンパをして独身のままの10年後になるなんて1ミリも想像できなかった。

後悔しているかといえば全く後悔していない。

 

 

今となっては1人の女性に拒否されても僕の心は1ミリも動かなくなったが、当時の僕の心は揺さぶられまくった。

 

 

どちらがいいのかは僕には分からない。

今の僕は、広義の女性は好きだが女性を好きになることがなくなった。

人として好きになることは当然あるが、急に連絡が取れなくなっても心が揺さぶられなくなってしまったのだ。

それはそれで寂しい。

 

酔っ払って纏まりがなくなってきたのでここら辺でおしまい。

 

ほなまたね

偶然なのか必然か

「そろそろ時間だから行くわ。」

 

『そっか、帰り気をつけてね。』

 

「うん。本当に苦痛だよ。隣がキモいおじさんだったらどうしよ...。」

 

『大丈夫だって!また今度ゆっくり会おうね。』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

遡ること1ヶ月半

関恋工の方々に会うためだけに関西へ行くことを決めた。

 

5月某日

  

大阪に着いた僕は、これから始まる3日間がまさかあんなことになるなんて知る由もなかった。

 

初日は数声掛けでしれっとハーフ子を即。翌朝、ごはんを一緒に食べて駅まで見送り、再開を約束したところでバイバイ。

  

2日目は関恋工の方々との会合。ナンパ自体で緊張する事はないのだけれども、同士との顔合わせはいつもいい意味で緊張する。

 

 打ち解ける早さが異常なのは、皆さんのコミュ力の高さ故なのか、それとも同じ方向を向いているからなのかは分からないが、初対面とは思えない盛り上がりで、そのあとに僕達がする事といえばひとつだけ。

 

じゃあ、移動しますか。という事でスタンディングバーへ移動。

 

まだ時間が早いこともあり、店内は空いていたので地蔵トークで盛り上がっていたところ、近くにいらしていたTKOメンバーで尊いのナオキさん合流。

 

 

6ヶ月ぶりの再会にガッチリと握手を交わした。

 

「よっしゃ、ウィードさんあの子達をナンパしに行きましょう。」

 

てな具合でコンビナンパをする事になり、美女2人組へ即声掛け。

 

 

 

オープンするも塩対応。

いや、これは塩対応を通り越してカラシだ。

 

 

普段の僕ならすぐに諦めていただろうが今はナオキさんと一緒だ。

今回は粘ろう。

 

 

そこから担当別にどうにか和み、僕は担当の巻き髪子へ価値観トーク、恋愛トークを展開。

 

時間を気にする様子も無いのでエアビーで飲み直すように仕掛けるが、終電で帰るというのを崩せず、駅まで送るついでにバンゲして解散

 

何もできなかったのがとても悔しかったが、気を取り直してストナンするもこれといった事もなく大阪最後の夜は終わりを迎えた。

 

最終日

 

チェックアウト済ませ、駅まで向かう途中で携帯が鳴った。

連絡の相手は食い付きメーター振り切り顔刺しを得意とするタダオさんからだった。

 

電話することになり、近況報告などをしているついでに、昨日の巻き髪子がどれだけ自分のタイプだったかを話し、もう一回会いたいけど無理だろうなと伝えると「ダメ元でアポ打診してみたら?」と言われたのである。

 

なぜだか、タダオさんに言われるまで打診をするという行動が毛頭にもなかった。

 

 

自ら行動をしなければ何も始まらないとツイートしておきながらこのざまだ。完璧にAFCであり、ネット弁慶である。

 

 

友達と出掛けると言っていた巻き髪子へキモいおじさんメールを送り付けたいのをぐっと堪えて『大阪を離れる前に少しでも会いたい』とだけ送ると、まもなくして巻き髪子から着信があった。

 

 

「久しぶりに会えた友達と一緒だし、明日も早いから今日は会えないよ。」

 

『大切な友達との久しぶりの時間だってことは分かってる。でも、僕は今日東京に帰っちゃうし、次いつ大阪に来れるか分からない。だから今日は僕に時間を割いて欲しい。』

 

 

 

「んー・・・  ちょっと待って、友達に聞いてからまた連絡するね。」

 

 

 

その後、連絡があり会えることになった。う会えないと思っていた人に会える事がとても嬉しかったが、新幹線の終電を考えると会えるのは2時間ほどしかない。

 

 

 

直ホテルか...

 

それとも真剣に口説くか...

 

 

 

僕は悩んでいた。

 

 

 

直ホテルをした事もないし、今まで真剣に口説いた事もない。

いつも薄っぺらい適当な話をして所謂”仕上げる”ってことをした事が殆ど無なかったのだ。

 

 

 

考えても仕方ない。なるようになるだろう...

 

 

 

それより約束の時間まで何をしてようか...

 

 

 

時間を持て余していた僕はストナンをしていたが、全く上手くいかなかったので近くのバーで飲みながら待つことにした。

 

 

 

ハイボール2杯目が飲み終わる頃に彼女が来た。

 

 

 

隣に座る彼女を見つめながら僕は、今の素直な気持ちを伝えた。

 

 

 

 使い古されたルーティーンは使いたくなかった。

 

 

 

真剣な表情で受け止めてくれる巻き髪子。

 

 

 

どうして会いに来てくれたのか聞いてみると、友達に説得されたらしい。

 

「私とはいつでも会えるんだからその人に会いに行きなよ」と言われ、行動に移してくれたのだ。

 

そして僕は、ひとつひとつを確かめるように会話を進めていき、最後にこう伝えた。

 

 

 

『僕と会ってまだ数時間しか経ってないし、心の準備ができてないのは分かっている。だけど、今夜は僕のために時間を使って欲しいんだ。』

 

 

 

それに対し、静かに頷く巻き髪子

 

 

 

バーを後にしてホテルへ入ろうとすると頑なに拒まれる。

 

 

 

 

 

えっ...?

 

 

 

 

 

形式グダでないのはすぐに分かった。

 

 

 

 

 

 

ホテルに入るのを諦めた僕は、終電までのあいだゆっくりと話すことにした。

その中で巻き髪子が東京に来ると言ってくれ、東京でのアポが決まったのだ。

 

 

そうは言っても本当に来るとは思っていなかったし、いつものお決まりパターンでもう会うことはないだろうと思っていた。

 

 

 

 

それから僕の予想とは裏腹に、連絡が途切れることもなく約束の日が来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この日に限って続いていた連絡がピタリと来なかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりそうだよな。

 

 

 

 

 

 

数時間しか一緒に居なかった男の為にわざわざ東京まで来るはずが無いと思っていたし、僕が逆の立場なら行かないと思う。

 

 

 

これが現実だ。

 

 

 

 

 

そんな時に、携帯が震えた。

 

 

 

 

 

 

 

巻き髪子からのLINEだ。

 

 

 

 

 

 

「今新幹線に乗ったんだけど駅まで迎えに来てもらっていい?」

 

 

 

 

 

 

来るとは言っていたがまさか本当に来るとは...

 

 

 

 

 

 

『分かった。後でね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

口元が緩んでくるのを必死に堪えているのがとてもおかしかった。

 

 

 

 

 

「んー。着いたけど出口が分からへんねん。こっちで合ってる?」

 

『大丈夫。合ってるよ。』

 

 

 

 

間も無くして僕の前に現れた巻き髪子は相変わらず話し掛けずらいオーラを纏い歩いてきた。

 

 

 

 

 

黒いスキニーに綺麗な巻き髪が遠くからでもすぐに彼女だと分かった。

 

 

 

 

 

 

僕はミリオンダラースマイルで出迎えた。

 

 

 

 

 

『来てくれてありがとう。』

 

「ええよ。」

 

『再開のハグは?』

 

「やらん。」

 

 

 

 

 

相変わらず塩対応だな。

LINEだと素直なのに...

 

 

 

 

 

 

 

『一生忘れられない最高のおもてなしをするから楽しみにしといてね。』

 

「ほんまか?笑」

 

『ほんまやで。 』

 

 

 

 

 

 

ウィードタウンを案内し、夜景の見えるホテルで準々即。

 

 

 

 

 

 翌日は午前中から東京を案内し、彼女が喜んでくれる度に僕の心は満たされていった。

 

 

 

 

 

『もうそろそろ時間じゃない?』

 

 

「うーん。次の新幹線にする!」

 

 

『まだ一緒に居たいのか?笑』

 

 

「うるさい!笑」

 

 

 

『カフェでも行こうか。』

 

 

「そうだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

いくら喋っても喋り足りなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ時間だから行くわ。」

『そっか、帰り気をつけてね。』

「うん。本当に苦痛だよ。隣がキモいおじさんだったらどうしよ...。」

『大丈夫だって!また今度ゆっくり会おうね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶対に約束だよ?」

 

 

 

 

 

 

 

『絶対にな。笑』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関恋工の方々がスタンディングバーに連れていってくれなければ出逢えなかったし、ナオキさんとナンパし、タダオさんと電話しなければ起きなかった事だろう。皆さんには感謝しかない。

 

 

 

 

そして、わざわざ東京まで来てくれた巻き髪子のおかげで僕は大切なモノを思い出せた。

 

 

 

 

この出会いは偶然ではなく必然だったのだろう。

 

 

 

 

 

蝉が鳴き始める頃、東京で巻き髪子と再開できる事を楽しみにしている。

 

夜スト

いつもの街

 

19:00頃だったか...

 

 

僕はベンチに座りながら携帯でトゥイッターランドを見ていた。

 

 

 

と、その時

 

 

足早に過ぎ去る人を目で追う。

スラッとした高身長に胸くらいまである巻き髪。

 

 

後ろ姿しか分からないが気になり追いかけることに。

 

 

信号待ちで立ち止まる彼女に追いつき、少し離れたところから顔を見ると片瀬那奈似であら、ちょうどいいですねぇ。

 

 

信号が青に変わり歩き出したところでいつもと同じ声掛けでオープン。

 

 

 

悪くない反応。

 

だが、連れ出しは無理そうな感じ。

 

 

 

 

 

友達との飲み会に遅刻して本当に急いでるようだったので連れ出しは諦め、こういう出会いもアリでしょって事でバンゲ。

 

 

 

 

 

ここからトントン拍子でアポが決まって当日に。

 

 

 

 

 

待ち合わせ場所に現れた彼女は僕を見つけた瞬間にミリオンダラースマイル。

 

そして胸が強調された服であらいいですねぇ。

 

これには僕もミリオンダラースマイルを返して居酒屋イン。

 

 

 


「いつもはガンシカするんだけど、あの時はたまたまイヤフォンをしてなかったから話を聞いちゃったんだよね。」

 

『ちょうどいいタイミングだったね。』

 

 

 

 

 

擦れていなく、周りに大事にされているのが伝わってきた。

 

 

 

 

 

 

 


『付き合う前にSEXした事は?』

「ありえないでしょ。笑」

『ですよねぇ〜( ◠‿◠ )』

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しく飲んでるだけで仕上がる様子なし...

 

 

 

 

 

 

 

こいつは二軒目ルーティーンをぶち込むか...

(ただ二軒目に誘うだけ)

二軒目イン

 

 

 

 

 

 

 

 


「ウィードさんっていい男だよね。男を見る目には自信があるんだ!」

 

『ありがと!(見る目ないでしょwww)』

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、もうすぐ終電だから帰らないと。」

 

『じゃあ出ようか。』

 

 

 

 

二軒目アウト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『ここに行こう(シティホテルを指差す)』

 

 

 

 

 

 

 

「行かないよ。」

 

 

 

 

 

 

 

『まぁまぁ。』

 

 

 

 

 

 

「帰るよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルイン

 

 

 

 

 

 

 

ちんぽイン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女とはその後、何回も飲みに行ったりドライブで遠くに出かけたりもした。

 

 

 

 

本当に素晴らしく会うたびに手土産をくれたり、くだらない話で笑いあったり...

 

 

とても楽しい時間を一緒に過ごさせてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ一つ、僕が彼女に対して好きという感情がない事を除けば...

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は僕の気持ちに気付いていただろう。

気付かないはずがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、聞いてくる事はなく、そんな僕にいつも笑顔を向けてくれていた。

 

 

 

 

 

そんな彼女をぞんざいに扱うことが増えてきたある日

 

 

 

 

 

彼女からの連絡がぱたりと途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後

 

 

 

彼女から連絡が来る事はなかった。

 

 

 

なぜ、連絡をくれなくなったのか聞きたくてももう相手はいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ナンパを始める前の僕ならショックを受けていただろう。

 

 

 

その前に、彼女の事を好きになって付き合っていたかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ストリートナンパ以外で彼女と出会うことができたか?

 

 

答えは否だ。

 

 

ナンパをしていなければ出会えなかったのは間違いない。

 

 

 

 

 

ナンパを始めて

沢山の女性に声を掛け、

アポを重ね、

交わってきた。

 

 

 

 

そして、

 

美女を抱くために始めたナンパでまた一人、美女を失った。

 

 

 

 

 

Bug Bugsの人

「駅ってこっちかな?」

『途中まで案内するよ』

 

準即を受け入れてくれたちょうどいい女性を駅まで見送った。

 

 

「送ってくれてありがとうございました。また今度誘ってね」

『気を付けて帰って』

 

ふぅ

少し散歩してから帰るとするか。

街路樹を見上げるとすでに葉が色付き始めていた。

 

 

 

さぁ、ゲームの始まりだ。

 

 

 

いつものように声を掛けるがバンゲすらできずに1時間が経過。

 

それもそのはず

今は平日の通勤時間帯。

 

 

 

 

最後にもう一回かな...

 

 

 

 

 

そんな事を考えてる時に

白く透き通る肌の女性を発見。

すぐさまUターンしオープナーを考え出す...

 

 

いつものあいさつか?

それともモノいじりか?

いや、考えてる暇はない

 

 

 

いつものあいさつで声掛け

 

 

 

ガンシカ

 

 

 

自己開示そしてモノいじり

 

ようやく反応がとれた

いいぞ

 

粘ってどうにかバンゲ

 

 

 

ここからの道のりが長かった...

 

アポが決まったのはバンゲから2ヶ月後。

 

 

 

 

 

 

『おまたせ』

 

待ち合わせ場所に現れた彼女は相変わらず美しく

Bug Bugsの黒いバッグにチェスターコートが

彼女の独特の雰囲気によく似合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あんなにしつこかったの初めてだよ 笑』

 

 

 

 

ワインのせいなのか

彼女のはチークを入れたように紅く艶めいていた。

 

 

「そんなに?」

『そんなに 笑』

「まぁええやん」

『何で関西弁?笑..』

 

 

 

 

 

 

 

 

『ねぇ、次はどこに行くの?家には行かないよ』

「もう少し飲みたいからバーに行こ」

 

 

 

 

 

 

 

深いトークで肩を寄せ合いながら盛り上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、さっきから目を見てくれないじゃん?」

『だって... 恥ずかしいんだもん...』

 

 

 

「かわいいとこあるね」

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ出ようか」

 

 

『どこに行くの?』

 

 

 

 

 

「もっと知りたいから次に行こ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルの隙間で熱いキス

 

 

 

 

 

 

 

 

タクシーを停め

 

 

 

 

 

「さ、乗r

 

僕が言い終えるより早く彼女は言った

 

『私もう帰るね』

 

 

 

 

 

 

 

.................え!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩き去る彼女を眺めるだけしかできない僕

 

 

 

 

 

 

 

これが僕の実力。

準即に拘らなければ受け入れてくれたかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、タンパク質補給しないと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厚焼き卵即!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色褪せぬ一夜

『車で来ているから家まで送ろうか?』

 

「うん。お願いしようかな。」

 

「〇〇ってアーティスト知ってる?ウィードと同い年のおじさん。笑」

 

『おじさんは余計だろ。笑 〇〇のことは知らないけど知り合いなの?』

 

「うん。」

 

 

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ジャケパンだとそろそろきつくなって来たなぁ。

Tシャツに滲む汗を感じながらいつもの街を歩いていた。

 

そしてその日は信じられないくらい街の反応が良く

連れ出しは無かったものの多くのバンゲをしていた。

 

 

暑いし早く冷たいものを飲みたいな。

 

 

 

 

 

 

その時

 

交差点の反対からでも分かるほどの存在感の美女が目に入った。

 

8頭身?

いや、

9頭身はあるか?

 

エキゾチックな顔立ちに胸元が大きく開いたワンピース。

海外セレブ雑誌の切り抜きを見ているようだった。

 

 

日本であんな格好アリかよ...

 

 

滲む汗のことなどすっかり忘れていた僕は

どうやって声を掛けようか考えていた

 

 

『こっこんにちは!』

Are you speak Japanese?

「日本語喋れます」

『よく間違われるでしょう?笑』

「まぁね」

 

 

そこから立て直してビタ止め。

連れ出し打診をするが予定グダを崩せずバンゲ。

 

 

それからは順調にアポを取り付けた。

 

 

当日、彼女からのLINEが入る。

 

「ごめんなさい少し遅れます。あと、仕事が入りそうだから会えても少しだけかも。」

『会った時に話を聞くよ。』

 

 

待ち合わせ時間を少し過ぎた時に彼女は現れた。

 

 

「ごめんなさい待たせてしまって。」

『さ、行こうか!』

「さっきの話だけど マネージャーから連絡があったら行かなくちゃいけないの

『お店で聞くよ。』

 

そう言いながらバーへ入る。

 

口下手な僕は相手の話をふんふん聞くルーティーンを発動させた。

 

彼女の話をふんふん聞く。

ただ、偉そうに背もたれに寄りかかりながら相槌を打つ。

 

 

その話を聞いて僕は驚いた。

彼女の経験や会ってきた人々。

次元が違いすぎる...

 

 

 

彼女と僕では住む世界が違いすぎた。

 

 

イムリミットまであと少しか

 

携帯を持つ彼女を見ながら考えていた。

 

今まで彼女が出会って来た男と僕とでは違いすぎるのは分かっている。

だが彼女は僕に会いに来ている。

彼女の意思で会いに来ている。

 

 

 

 

試しに初対面ルーティーンを投入。

 

 

「私だって結構変わるよ!ダメな人の前だと今とは違うもん。」

 

そう言いながら彼女はずっと携帯を触っている。

 

 

(つまらないのかなぁ

 

 

 

『そういえば、さっきの仕事って?』

「うん。今マネージャーから連絡があって無くなったの。だから今日は飲むよ!」

 

 

 

 

 

 

え!?

 

 

 

 

なんて

 

 

 

 

言った!?!?!?

(もしかして、これはクソテストの一つだったのか!?だとしたら

 

 

 

動揺を気付かれないように僕は『そうだな』と。

 

そこから色々な話をした。

 

運命ルーティーン・ほら考えてごらんルーティーンを投入し盛り上がる二人。

 

『場所を変えようか』とだけ言い二軒目へ。

 

彼女の手を取りながらいつもの立ち飲みバーへ入店。

 

ワインが来たところで二件目ルーティーンを投入。

 

 

 

 

 

 

彼女の反応は?

 

 

 

 

 

いいね。

満更でもなさそう。

 

 

 

 

 

一杯目を飲み干すタイミングで雰囲気がいいバーへ移動。

 

 

 

 

「いつもこうやって口説いてるの?」

手を握りながら悪戯な顔で質問をしてくる彼女。

 

『ハシゴするのが好きなんだよね。』

とだけ答える。

 

バーに入ってからは彼女との今を楽しんだ。

この時に僕はもう準即をしようなんて考えるのをやめていた。

 

 

 

(こんなに愉しい女っているんだな

 

 

 

「ねぇ、私が本当の事を言ったんだからウィードも本当の事を言ってよ。」

 

『本当の事を言ってるじゃん。笑』

 

「私の質問を躱しているくせに。笑」

 

『ははっ。分かった分かった。』

 

「いつもああやって声を掛けているんでしょ?買い物中だって言いながら買い物袋を持っていなかったし。」

 

『よく見ているねぇ。笑』

 

「そうやってまた躱す。笑」

 

『まぁまぁ。笑 あの時声を掛けてなかったらこうやって飲めなかったんだよ?』

 

「そうだけど

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、私がもしウィードの6人セフレの中に入ったら何番目になるの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お前は7番目だろうな』

 

「ありえなーい!笑 最低!笑」

「絶対に私が一番でしょ!」

「セフレはどんな人たちなの?モデル?経営者?」

 

『最初はみんな一番下からスタートだよ。笑』

『聞いたら自信を失くすと思うよ。笑』

 

見つめながら笑い合う二人

 

『飲みなおそうか』

とだけ言いコンビニでワインを買いホテルイン

 

ゆっくりとワインを開けた後にギラ

 

ノーグダで準即

 

彼女の歪む顔を見ているだけで果てそうになる。

 

そしておかわり3

 

 

 

 

 

 

 

『そろそろチェックアウトだね。』

 

「ウィードの性欲ヤバ過ぎ。死ぬかと思った。笑」

 

『そう?今までの男は淡白なんだね。次はもっと楽しもうよ。』

 

「次はもっとなのね。笑」

 

 

 

 

 

 

 

 

『車で来てるから家まで送ろうか?』

「うん。お願いしようかな。」

 

 

「ねぇ。音楽聴いていい?」

『いいよ』

 

「〇〇ってアーティスト知ってる?しかも、ウィードと同い年のおじさん。笑」

 

『おじさんは余計だろ。笑 〇〇のことは知らないけど知り合いなの?』

 

「うん。元彼なんだ。」

 

『へぇ。』

 

 

 

 

 

僕は一生色褪せることがないであろう夜を過ごせた。

ソロストナンには夢しかない。

 

芸能人準即。